外部連携とブラウザの活用
ANNYYS_Dに実装のブラウザを活用した表示機能はインタラクティブであり、デジタルデータとしても高い汎用性があります。
Webブラウザはもはや情報の配布または入手の最良の手段です。Claris FileMakerの技術からは離れますが、ANNYYSでのこのような一般的に有効だと思われる技術も活用します。
以下にはANNYYS_Dに実装した1例を紹介します。
Webカルテ
現在ではデータをどこでも見られるように備えておくことはとても重要な要因です。このような仕様があってはじめて情報を共有して効果的なソリューションが実現できます。
但し情報の取扱い、特に個人情報保護の観点でのデータ管理はユーザの責任おいて厳守するようにしてください。
特に日本においては緊急災害時であっても、いつでもカルテ情報が確認できるように備えておくことが何より重要とANNYYSは考えます。さらに詳細は本ページの末尾の災害時の備えを御覧ください。
- Webカルテ
- 検体検査結果表および経過
- 成長曲線(15歳11月まで)
最も重要な書類の一つです。ANNYYS_Dでは期間を指定してその間の診療記録(2号用紙となる部分)をHTML形式で出力します。
診療中に記録された画像情報や記録グラフなども全てオリジナルデータのままHTML内に埋め込まれます。
診療中に記録された画像情報や記録グラフなども全てオリジナルデータのままHTML内に埋め込まれます。
これによるメリットは診察データの全てがオリジナルのまま、デジタルコンテンツとしてアーカイブされ保管できるようになっている事です。
検体検査結果データは直近3回が表示されそれぞれの項目を折れ線グラフで表示できます。結果票を「カルテに保存」しておくと、診療記録HTMLにも本データがデジタルコンテンツとして埋め込まれます。
検体検査結果データはラボから受け取ったCSVデータをドラッグ&ドロップで読み込む事ができます。詳しくは下の検査連携仕様をご確認ください。
成長曲線(15歳11月まで)は記録があればこの結果をグラフで表示できます。結果票を「カルテに保存」しておくと、診療記録HTMLにも本データがデジタルコンテンツとして埋め込まれます。
ANNYYS_Dの成長曲線の特徴は計測しているところまでしか表示しない点です。グラフに書き込まれた平均指標にはゆらぎがあり親御様の感じる将来にたいする不安を感じさせない様にする配慮です。
検査連携仕様
AANNYYS_Dでは外部ラボに発注後にメールまたはデータ交換サイトを通じて受信した検体検査結果データをドラッグ&ドロップするだけで読み込む事ができます。
読み込んだデータは即時検体検査結果票としてHTMLでリスト表示できます。
ラボには下記の仕様書でCSVが出力できるか、担当者に確認してみてください。
ANNYYS事務局での過去の経緯では地方毎に組織が違でど、ラボでも丁寧にリクエストに応えて頂く事が可能でした。
災害時の備え
ANNYYS_Dでは期間を指定してその間の診療記録(2号用紙となる部分)をHTML形式で出力します。この設定はデフォルトでオンになっており、
診療記録の[確定]時にサーバ上にWebカルテデータが作成されます。設定は[設定項目]>[その他]>「webKarte」で確認できます。
この設定は省かない方が良いです。但しストレージ必要量を増やす要因でもありますのでテスト稼働時には切っておいてもかまいません。。
WebKarteはANNYYS_の診察画面の2か所から表示できます。
- 過去または当日(※)を含めた過去記録が全て表示されます。表示内容は降順(新しいものから)表示されます
- 当日の診療内容分が表示されます。
- 確定すれば過去の診療機歴全ての更新データがサーバー上で構築しストレージ内に保管されます。
※当日分の診療記録は②当日分の内容表示または③確定をした後に表示可能です
FileMaker Server上ではWebカルテは[FileMaker Server]/Data/Documents/wkarteに保存されます。
※図はmacOSでのFileMaker Server以下のwkarteの保管場所です。OSによってそれぞれルートパスは違いますがFileMaker Server以下のパスは同じです。
[FileMaker Server]/Data/Documents/以下はFilemakerServerだけがアクセスできますので、この時点では公開はされていません。
Webカルテの運用や管理方法は様々あると思います。たとえば常時セキュアなクラウド上にあるWebサーバ上のコンテンツとしてアップロードして保管するなど、
ユーザー様のそれぞの趣向やポリシーを踏まえ災害対策時の手法として様々でしょう。
コンサルテーション
これら災害時ソリューションはコンサルテーションと共にお届けする予定です。この点に関して弊社(株式会社エムシス)では、コンサルタントサービスとしてユーザ様のご意向や方向性を踏まえ具体的な対策をアドバイス致します。
こちらは現在準備中です。
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